山田貞一(1897 – 1971)は、コースターメーカー「トーゴ」の創業者です。東京市芝区(現在の港区の一部)生まれ。
豊一自動車への就職、玉乃井タクシーの創業などを経て、1935年、東洋娯楽機を設立。1947年には、経営状態の悪化や第二次世界大戦の戦禍によって存続が危ぶまれる「浅草花屋敷」の経営に参加します。1949年には単独での経営となり、「浅草花やしき」へと改名しました。同時に東洋娯楽機の法人化も行います。
東洋娯楽機は、国内で現存最古のジェットコースター「読売ロケットコースター」を花やしきに設置したのを皮切りに、コースターメーカーとして活躍。1984年に「株式会社トーゴ」へ社名変更しました。2004年に経営破綻し、花やしきはバンプレストに譲渡。
山田が東洋娯楽機を創業するきっかけになったのは、屋上遊園地などを手掛けた日本娯楽機製作所の創業者、遠藤嘉一の影響によるようです。東洋娯楽機の名前も日本娯楽機を意識したものでしょう。また、日本娯楽機はニチゴワールド株式会社として現在も存在しています。
関連リンク
山田貞一 – Wikipedia
花やしきとトーゴ (fc2.com)
新美の巨人たち『浅草花やしき』ローラーコースター×小堺一機 | BSテレ東 7ch (tv-tokyo.co.jp)
トーゴ (エレメカ・コースターメーカー) – Wikipedia
屋上遊園地 – Wikipedia